取扱いの注意
瞬間接着剤
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皮フについた場合
無理にはがすことは避けてください。 40度程度のお湯の中で時間をかけてもみほぐしながらはがすのが基本です。
それでも除去できない場合はハクリ剤やアセトンなどを使用し、その後しっかりと水ですすいでください。
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眼に入った場合
清浄な水で何度もていねいにすすぎ洗いをし、医師の診断を受けてください。
眼をこすったり、ハクリ剤やアセトンの使用は絶対にしないでください。
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吸引した場合
窓を開けたり屋外に出るなど、新鮮な空気を吸引して安静にしてください。
しばらく経っても気分が回復しない場合には、医師の診断を受けてください。
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飲み込んだ場合
量が少なければ口内で固まります。
あわてずに大量の水で口をすすぎ、固まった接着剤を手で除去してください。大量の場合にはやけどのおそれがありますので、冷水で口内を冷やし、医師の手当てを受けてください。
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こぼれた場合
衣類などに大量にこぼした場合、発熱しますので、やけどに注意してください。
しみ込ませると取り除けません。
机などにこぼした場合、固まる前であれば、ポリエチレン製手袋を着用し、少量ずつふき取ってください。固まってしまったら、アセトンなどで少しずつはがしてください。
(ただし、塗装などに影響を及ぼす場合があります。)
作業にあたっての注意
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刺激臭があるので、十分に換気を行ってください。
長時間、連続して大量に使用すると眼やのど、鼻を刺激しますので、新鮮な空気の中で休憩をとるなど、十分な健康配慮に努めてください。
また、火気のない環境下で使用してください。
ご使用後の注意
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ノズルの先端をきれいに拭き、キャップをしっかりとはめて火気のない乾燥した冷暗所で保管してください。
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アルカリ性の雰囲気下や硬化促進剤、アミンなどと同じ場所で保管することは避けてください。
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紫外線でも硬化しますので、直射日光のあたる場所での保管はしないでください。
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乳幼児や低学年児童がいたずらをしないよう注意し、手の届かない場所に保管してください。
廃棄する時の注意
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化学品、汚染容器及び包装の安全で、必須かつ環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報
「取扱いおよび保管上の注意」の記載による他、引火性液体に関する 般的な注意事項による。
廃棄する場合は、液を少量ずつ直射日光に当てるか、又は大量の水の中に徐々に滴下しながら重合、固化させて、廃プラスチックとして許可を受けた専門者に処分を委託する
硬化促進剤・
難接着材用プライマー
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皮フについた場合
石けん水でよく洗い落としてください。
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眼に入った場合
すみやかにきれいな水ですすぎ洗眼し、医師の診断を受けてください。
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飲み込んだ場合
無理に吐こうとせず、医師の診断を受けてください。
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火災が起きた場合
火元を断ち、粉末または炭酸ガス(ABC型)消火器により、風上から消火してください。
作業にあたっての注意
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使用される場所は換気をよくし、引火性ですので火気のそばでは使用しないでください。
ご使用後の注意
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使用後はフタを強く締め、涼しい場所に保管してください。
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瞬間接着剤と離して保管してください。
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乳幼児や低学年児童がいたずらをしないよう注意し、手の届かない場所に保管してください。
2液型エポキシ樹脂系接着剤・
嫌気性接着剤・
光硬化型接着剤・
1液型エポキシ樹脂系接着剤
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皮フについた場合
すぐにふき取り、石けん水やぬるま湯でよく洗い流してください。
かゆみや炎症が出た場合には、すみやかに医師の診断を受けてください。
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眼に入った場合
清浄な水で十分にすすぎ洗いをし、すみやかに医師の治療を受けてください。
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吸引した場合
臭気や蒸気を吸い、かゆみなどの異常が生じた場合、すみやかに医師の診断を受けてください。
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飲み込んだ場合
無理に吐こうとせず、医師の診断を受けてください。
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こぼれた場合
紙や布でふき取ってください。
大量の場合にはフタ付きの容器に回収してください。 -
火災が起きた場合
火元を断ち、粉末または炭酸ガス(ABC型)消火器により、風上から消火してください。
作業にあたっての注意
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混合、注入、塗布、接着などを行う作業場には、局所排気装置を設置し、空気の流通、清浄化を徹底させてください。
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接着剤が直接人体に触れることがないよう、長袖の作業着、不浸透性の手袋を着用し、素手で扱うことは避けてください。
ご使用後の注意
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作業台など、汚れたところをきれいにしてください。
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しっかりとフタをして容器を密閉し、乾燥した冷暗所に保管してください。
冷凍・冷蔵が必要な製品は保存条件に従ってください。 -
エポキシ樹脂系接着剤の容器のフタやノズル、使用した器具などに付着した主剤、硬化剤をふき取ってください。
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乳幼児や低学年児童がいたずらをしないよう注意し、手の届かない場所に保管してください。
(※注意:2液型エポキシ樹脂系接着剤の主剤・硬化剤のフタを間違えて締めると、硬化してはずれなくなることがあります。)
かぶれの防止対策
まれに皮フ、眼、喉、粘膜を刺激し、かぶれやかゆみを起こす場合があります。何度かかぶれると感作作用により、かぶれやすくなるおそれがありますので、以下の点にご留意ください。
作業前に眼鏡(ゴーグル)、マスク、浸透性のない手袋(PE、ゴム製)を装着し、十分な換気を行うなど、準備に万全を期してください。
作業環境(机、容器など)をきれいに整頓し、不注意で液がこぼれることがないよう心掛けてください。万一、こぼした場合、ただちに布や紙でふき取ってください。
作業終了後には、石けんと水で手を洗浄するよう習慣づけてください。
万一かぶれなどの症状が現れた場合、必ず医師の診断を受けてください。
廃棄する時の注意
廃棄物の処理および清掃に関する法律ならびに都道府県条例などが定めるルールに従って焼却処理するか、許可を受けた処理業者に委託してください。
容器やウエスなども同様の処理をしてください。